(2008年1~3月に書いた4つの記事をまとめて修正し、2019年に追記しました。10年前の日記を読むのは恥ずかしかったです笑)
低温やけど
2008年1月21日
ゆうべ、やらかしてしまったようです。今日、お風呂に入ったときに気づきました。
足を洗おうとしたとき、ふくらはぎに何かあることに気づき、触ると
ぷにゅっ
なんじゃこりゃ!?
変な病気!?
幅が1センチくらい、長さが3センチくらい(小指の半分くらい)のぷにゅぷにゅ
これは、まさしく
水ぶくれ~~~!
(ここまでは当時の記事のまま記載。以降は恥ずかしすぎたので少し修正しました)
低温やけどの原因
水ぶくれになる心当たりは…?と考えたところ、湯たんぽを愛用している私、湯たんぽでやけどをしたみたいです。(この時点ではまだ低温やけどという認識はなかった)
湯たんぽを長く使ってるけれど、初めての経験です。
対処法が分からないから、とりあえず潰さないようにガーゼで覆っておきましたが、
このぷにゅぷにゅした水ぶくれは、この先どうなって行くんだろう。
低温やけどから2日目
1月22日。ふくらはぎに出来た水ぶくれが、立派に育ちました。
素人目で見ても、このままじゃヤバそうだぞ。
自然治癒は望めないだろうな。
と思い、皮膚科に行って来ました
お医者さんに見せたところ、低温やけどと言われました。
水ぶくれの大きさは、1.5センチ×2.5センチ
先生に、プス、プス、プスと数カ所針で刺してもらい水を抜いてもらったので、今はぺしゃんこです。
ばい菌が入らないように気を付けて、しばらく通院です。
週に2回ほどで良いと言われたので、今週中にもう1回行ます。
湯たんぽは、いまだに使っているけど、布団と足が温まったら足が届かないあたりに放置するようにしました。
それから、湯たんぽのカバーは袋状で口をヒモで縛るタイプ(巾着タイプ)のものなので、縛り方がゆるいと湯たんぽが直接皮膚に当たってしまうことがあるのでギュッとキツく縛るようにしました。(私がやけどをした原因もたぶんこれです)
プチ手術
2月8日。低温やけどをしてから2週間ちょっと経ち、皮膚が固まってきたのでそろそろ治るのかな?と思い皮膚科に行くと、固まったのは壊死した皮膚なので、「麻酔をかけて皮膚をえぐり取りますよ」と笑顔で言われました。
逃げるわけにもいかないので、「お願いします。」
麻酔注射をヤケド跡の周りに3か所ほど打たれ(麻酔の注射が痛い!)皮膚を切り取っていきます。
局部麻酔なので、簡易ベッドに座った状態でやってもらいました。
血が苦手な人は、きっと凝視できません。先生は「横になっていてもいいですよ」と言ってくれましたが、興味があったので凝視していました。笑
先生に何度か「大丈夫?」と聞かれましたが、全然平気でした。中には大丈夫といいつつ見ている途中で倒れてしまう人(主に男性)もいるようなので本来なら横になって見ないほうが良いのかもしれません。
皮膚を切っても切っても出血しません。「皮膚が壊死しているので出血はしないんですよ…生きた皮膚までたどり着くと出血するので、壊死した部分をすべて切り取ります」と説明を受けながらの皮膚切除。
再生能力のある皮膚にたどり着くまで少しずつ少しずつ切って行きます。かなり切ったところでようやく出血してきました。
予想以上に血が湧き出ていますが、いいんでしょうか?
これを見て卒倒してしまう人がいるようです。
出血したところをガーゼで吸い取ってもらい、傷口があらわになると……皮膚がえぐれていました。
帰宅後
麻酔が切れたら痛いかも!と、言われましたが既に少し痛いです。まだ、麻酔が切れる時間じゃないのに…。麻酔が切れたら、もっと痛いということですか!?!?
とりあえず、痛さを紛らわすために、パソコンで遊んでいます。
グロいのが苦手なのに読んでしまった方・・・想像してしまった方・・・大丈夫ですか???
週に1度通院しながら皮膚の再生を待ちます。
2008年3月11日午前
かーんち!
決して織田裕二を呼んでいるわけではありません(東京ラブストーリーを知らない人には通じない)
1月20日の夜にやってしまった湯たんぽによる低温ヤケド。
ようやくお医者さんから『完治』したと言われました。
最初は、甘く見ていた低温やけど。
毎週毎週皮膚科に通い、2度のプチ手術を受け(麻酔注射が痛かった)やっと、傷がふさがりました。
皮膚の色は、まだまだ黒っぽく残っていますが、それは気長に薄くなるのを待ちたいと思います。
私はケロイド体質ではありませんが、ケロイドになる確率はゼロではないので、ちょっとでも「変だな」と思ったら、皮膚科に行くように言われました。
そんなことを言われたら、心配で心配で(心配性なので)足のヤケド跡をジーッと眺めたり撫でてみたり、知らない人から見たらものすごく自分の足が好きな、ナルシストのようになっています(笑)
10年後
現在2019年10月です。上の記事を書いてから10年半が経過しました。
年齢のせいかもしれませんが、10年経っても低温やけどの痕は完全には消えません。

おばちゃんの足なので皮膚にハリがありませんが、見てほしいのは火傷痕なので他は見ないでください(笑)
最近のスマホカメラは自動補正でキレイに撮れてしまうせいかあまり目立ちませんが、実際はもう少し茶色っぽく、皮膚がシワシワなので痕が目立ちます。

低温やけどを甘くみてはいけません。
湯たんぽは経済的にはコスパがいいのでぜひ使ってほしいのですが、使い方を間違えると低温やけどの危険があるため使用方法は守って使ってください!
寝る1~2時間くらい前に湯たんぽを布団の中に入れて、布団が温まったら(寝るときは)湯たんぽを取り出す方法が一番安全です。
長時間同じ場所に触れないように気をつける。
足元に置いておきたい場合は、足から少し離れた場所に置く。
抱きかかえて寝たい場合は、腕などが直接湯たんぽに触れないようにする。
カバーから湯たんぽが出てしまわないように注意することも大事です。
- お湯を入れるタイプ
- 充電式のタイプ
- 充電式タイプ(かわいいアニマルカバー)
充電式は柔らかくて軽いので、デスクワークや部屋でくつろぐときに使えます。