デスクワークなので、ほとんど歩きません。運動も嫌いです。
久しぶりに自転車に乗ったら、驚くほど自転車の運転が下手になっていました。そして、足の疲労感が半端ない。
自転車歴
田舎だったので小学生のときは毎日自転車であちこち走り回っていました。いま思えばかなり無茶な運転をしていたと思います。
中学生以降は自転車に乗る機会が減り、自宅から学校までの距離が近かったこともあり自転車通学は許可されず、自転車から遠のきました。さらに19歳で車の運転免許をとり車に乗るようになってからは、自転車とはまったく無縁の生活を送るようになったのです。
その後、およそ20年久しぶりに自転車に乗ることになったのは、子供が自転車に乗れるようになってから。
20年ぶりの自転車
当時私は30代。
子供が小学生になり自転車の乗り方を覚えると、近所のスーパーや公園どこへ行くにも「自転車で行く!」と言うようになりました。
入学前は小さな自転車だったので、私が速歩きか小走りをすれば自転車と同等程度のスピードを出せたので、子供は自転車、私は徒歩というスタイルでした。しかし、小学生になり少し大きな自転車を新調すると、私の足では追いつけなくなったので私も自転車を購入。
20年ぶりくらいで自転車に乗ったのですが、そのときは20年のブランクをまったく感じることなく普通に乗ることができました。
しばらくは子供と一緒に自転車生活をしましたが、子供が中学生になる頃には一緒に自転車に乗ることはなくなりました。私の運転する車で移動するほうが楽。自転車の楽しさより楽を優先するようになったからです。
再びブランク
当時の私は40代。
子供が車のほうが便利で楽だというので、移動は専ら私の車になりました。
10年間のうち自転車に乗ったのはたぶん3回ほど。私の自転車は雨ざらしで庭に放置されていたので、子供の自転車を借りて乗っていました。
10年ぶりに自転車に乗る50代
およそ10年のブランクがあり、50代になってから本格的に自転車に乗り始めた私です。
20年ぶりに乗ったときは何一つ問題がなかったので、今回も普通に乗れる予定でした。
新しい自転車を購入し、意気揚々と軽やかにペダルをこぐ姿を想像していたのですが、現実は、数百メートル乗っただけでペダルを漕ぐ足が重くなり、1キロも走らないうちに太ももの疲労感。
自転車ってこんなに疲れる乗り物だっけ?!
頑張って漕がないと家までたどり着けないので、少し漕いでは惰性で進み惰性で進んでいる間に足を休ませる。2キロほどしか走っていないはずなのに、気分的には10キロ以上走っている感じでした。
家にようやく着いた!と自転車からおりると膝がガクッと崩れ落ちそうになりました。2キロ歩くのは平気なのに、2キロの自転車でこんなにも足腰にダメージを受けるとは思いませんでした。
筋肉なしの50代
日頃まったく運動をせず、移動はすべて車を使っていたせいで自分が思っていた以上に筋肉が落ちていたようです。
筋肉だけでなく体力も落ちているので、ヒーヒー言いながら自転車を漕ぎました。
しかも、一時停止で足を地面につけようと思ったら、足を下ろすタイミングが少し遅かったようで、左の壁にもたれかかるようにちょっと倒れてしまい「あ…」と小さく声を出したら、近くを歩いていた人が「あっ!」と私より大きな声を出し、お互い気まずい空気が流れてしまいました。
運動神経や反射神経も低下しているようです。
昔は自転車の速度を落としてゆっくり走ってもバランスをとれていたのに、いまはゆっくり走るとフラフラして危険な運転になってしまいます。
後ろから車が来ると少し速度を落とそうかなと思うのですが、速度を落とすとフラフラしてしまい車に迷惑がかかるので、振り向きもせず速度も落とさずまっすぐ前を見て一生懸命ペダルを漕いでいます。
車の運転をしていたときは、フラフラしながら自転車に乗る人が怖くて仕方がなかったのですが、いまの私がそれです。
幸いなことに会社までの道のりは車の交通量がほとんどないため(ようするに田舎)、自転車のリハビリにもってこいの道なので、足の筋肉をつけて若い頃のように自転車に上手に乗れるようになってから買い物などに行きたいと思います。
40代のころより、驚くほど足の筋肉が落ちることを実感しました。