今年の夏も暑くなりそうです。20年近く使っていた冷風機から冷風がでなくなって約3年。給付金がもらえたら送風機と化した冷風機を新しく買い換えようと予定していたのですが、6月から猛暑になりあまりの暑さに耐えきれず、給付金が届く前に購入しました。
移動式エアコンMAC-20(ナカトミ)
送られてきたダンボールの箱を見た第一声は「うわ!大きい!」でした。しかし付属品が入っているので箱が大きいだけで、本体はほぼ予想通り。本体は予想通りでしたが排熱ダクトは予想より太くて大きかったです。


写真を撮った時間が違うので色合いが違ってしまいました。
移動式エアコン
壁に取り付けるタイプのエアコンが取付可能ならば、そのほうが部屋全体が涼しくなるので便利です。しかし、私の家のように
- 壁には取り付けられない
- 窓にも取り付けられない
- 複数の部屋で使いたい
などの理由がある場合は、移動式エアコン(スポットクーラーと呼ぶメーカーもある)が便利です。
この移動式エアコンは冷風・送風・除湿用なので暖房機能はありません。
商品説明:サイズなど
本体寸法:37×34.5×70.5cm
(幅×奥行×高さ)
重量:約22kg
持って運ぶには女性だと少し大変ですが、キャスター付きなので移動はラクです。少しくらいの段差なら左右に持つところがあるので持ち上げることは可能。でも、1階と2階など階段を運ぶ場合は2人で運んだほうがいいと思います。
騒音値:55/57dB
音は大きめとあらかじめ分かっていたので、(確かに大きいですが)あまり気になりません。就寝中は使う予定がないので、涼しければ音の大きさは我慢します。

左右に大きな凹みがあるので、持ちやすいです。
付属品
リモコン×1
排熱ダクト×1(0.3~1.2m)
ダクトエンドA/B×各1
窓パネルA/B×各1
レール用アタッチメント×2
四角ボルト×1 蝶ナット×1
ネジ×4 キャップ×1
ドレンホース×1
リモコンの電池は別売り、ドレンホースの長さは約1メートル、窓パネルを使用する場合はネジを締める時にプラスドライバーが必要。
上記引用元:株式会社ナカトミHP商品ページ<外部サイト>
https://www.nakatomi-sangyo.com/aircon/mac-20.html
開封と取り出し(ちょっと失敗)
(注:「移動式」を省略してエアコンと表記してある部分があります)
がっちり縛って梱包してあったPPバンドをハサミで切って、ガムテを剥がしてフタを開け上部に入っていた付属品を取り出す。
そのあと大きな箱を目の前に置き、22キロあるこのエアコンをどうやって箱から出すのか。しばらく考えました。
横に倒すわけにはいかない。家には私ひとり。腰ほどの高さまであるダンボール箱から22キロを持ち上げて取り出すことは可能なのか!?
箱を開けたら上から引っ張り出すことしか考えていませんでした。ダンボール箱を壊すか切るしか取り出す手はないのか……とハサミを手に持ちダンボールを切りやすい場所に向きを変えようと箱を持ち上げたら、スポッと箱が持ち上がりました。
本体を引っ張り上げるのではなく、外箱を持ち上げると底と本体が床の上に残っている。だからPPバンドで頑丈に縛ってあったのです。もう少し気づくのが遅かったら、段ボール箱をハサミで切るところでした。
(よく考えたら、大きめの電化製品はこのタイプの取り出し方が多いですよね)
我が家の環境・設置場所
南側に床から天井までの大きな窓、西側に窓というお昼から夕方にかけて日差しが入るので午後からが地獄のような暑さになります。
エアコンが置けるスペースは南側の大きな窓の前のみ。附属していた窓パネルは高さが合わないので、高さ180センチほどの大窓の下半分ほどに窓パネルを左右の窓で挟み込み、上半分の開いてしまう部分は(見た目はあれですが)段ボールで塞いであります。
固定されないので不安定ですが、他に方法が見つからなかったのでとりあえずはこのまま使用します。
使用した感想
注文した日は30度を超えていて暑かったのですが、届いた日は24度。そして、梅雨入りしたので次の日も気温が上がらず。
電源を入れて冷風の強さを『弱』にし音の大きさを確認して、テレビのボリュームを2上げました。
外気温が24度。室内は蒸し暑かったのでもう少し高かったかもしれませんが温度計がなくて計れませんでした。電源をつけてから「弱」で動かして(2メートルほど離れたところにいました)しばらくすると、足が冷えすぎて寒くなったので、試運転は終了。
直前まで扇風機をつけていましたが、扇風機だけでは暑かったので弱でも効き目はバツグンです。
気温がもっと上がったら感想を追記します。
感想を加筆
外の気温が29度ほどまで上昇したので、さっそく電源を入れてみました。室内温度はおよそ27度(昔使っていた温度計を探し出しました)
今回も電源を入れてから30分ほど経つと、風が直接当たっている腕や足が冷たくなってきました。腕や足が冷えてしまったので「冷風」から「送風」へ変更。送風のときの音はそれほどうるさくありません。送風でも扇風機より快適です。
設定温度まで下がると温度維持のためコンプレッサーがオンとオフを繰り返します。コンプレッサーオフのときは送風状態になるので音が静かになります。そのあとオンになり冷房が入る瞬間音が突然大きくなるので、なれるまではびっくりすると思います。
今まで使っていた扇風機・壊れて送風しか出なくなった冷風機、短期間だけ使った(水と保冷剤を入れる)冷風扇、これらに比べたら最高! という言葉しか出ません。
残念に感じたところ
首振り機能がないこと。ルーバーは手動式なので、風の出る向きが一定。今まで使っていた冷風機はオートルーバーで左右にスイングしていたので、オートルーバー機能があったら完璧だったような気がします。
操作パネルが上部なので少し離れたところから見えづらくなるのが残念です。リモコンを使って操作しても設定温度や運転切換がどうなっているのか気になって、結局エアコンのところまで確認に行ってしまうのでリモコンは電源オンとオフのときくらいしか使っていません。
リモコン
この製品にはリモコンが付いています。動くのが面倒なのでとてもありがたいです。
リモコンには電池は付属していません。届いたらすぐに使おうと思い前もって電池を準備しておきました。しかし、サイズを間違えました。
リモコンは単3という勝手な思い込みで単3電池を準備したのですが、このリモコンは単4です。
単4電池が2本必要になります。

ドレンホース
そしてもう一つの失敗。
ノンドレン式なので冷風や送風で使用する場合はドレンホースを使う必要がありません。除湿のときはホース(付属品)が必要になります。
ノンドレン式の知識があまり無くよく理解していなかったので、使わなくてもとりあえず付けておこうとホースを繋げてそのまま冷風で使っていたら、ホースから大量のドレン水がドバーッと流れ出て廊下が水浸しになりました。
冷風の場合はホースからドレン水は流れ出ないと思っていたのですが、流れ出ました。除湿のときだけホースから流れ出るという認識だったのですが違ったようです。10分ほどしか動かしていないのに、最初から水がいっぱい入っていたの? と思うくらい流れてきたのでびっくりでした。
冷風でも湿度が高いとドレン水が出るようです。梅雨の季節なので、冷風にしたり除湿にしたりすると思うので、ドレン水を溜めるためのバケツやポリタンクを用意しようと思います。
くれぐれもホースを繋いでそのままダランと放置しておくのだけはやめてください。家が水浸しになります。ホースの長さが1メートルです。
まとめ
- 本体の後ろにつなげる排熱ダクトは意外と場所をとる。
- 音は大きめ
- 扇風機や冷風扇よりは確実に涼しい(排熱処理をしっかりやる)
- 湿度が高いと冷風でもドレン水が出るので注意
ドレン水は機械の中を通って出た排水のため汚れやカビが混ざっていて、草花や家庭菜園などの水やりには向いてないと書いてあったので、打ち水として庭にまく予定です。ドレンホースの取り付け位置が床から約40センチくらいのところなので、高さのあるポリタンクより背の低いポリタンクのほうがホースからうまく水が流れ出ると思います。タンクは小さすぎるとすぐにいっぱいになって処理が面倒ですし、20リットルだとかなり重くなってしまう(そして大きい)ので、安定して置ける10リットルあたりが無難だと思います。
追記:使用後の異変?不具合?が解消
使い始めてからずっと気になっていたことがありました。
- 冷風設定なのに突然ガタンと音がして生ぬるい風(送風)に切り替わる/毎日
- 突然ガタガタと音がして本体が揺れる/時々
- 電源コードが異常に熱い/最近
1.たとえば、室温が30度、冷風機の設定温度を24度くらいにした場合。
室温が28度くらいしか下がっていないのに、突然大きな音がして冷風が出なくなりました。最初からこんな感じなのでこういう仕様なのかな?とずっと思っていました。
2.ほぼ1日中使用しているのですが、数日に1回程度ガタガタと本体が揺れるほど大きな音がします。(例えるなら、洗濯機の脱水の衣類が偏ったときのような音と揺れ)
3.使い始めたときはそれほど気にならなかったのですが、使い始めておよそ2ヶ月。暑さが厳しくなり毎日使っていたら、電源コードと延長コードの接続部分が長時間持っていられないほど熱くなりました。
解消された理由
3.の電源コードと延長コードの熱さが異常だったので、火事になったら困ると思い、大急ぎで電気屋さん(近所の町の電気屋さんという感じの小さいお店)に新しい延長コードを買いに行きました。
それまで使っていた延長コードは、7~8年(もしかしたらもっと古いかも)使用しているものでした。
壁のコンセントから直接電源が取れればいいのですが、家のコンセントの場所がちょうどいい位置になく、1個口の延長コードを使っています。
電気屋さんにエアコンくらい電気を食う冷風機に対応できる延長コードが無いかと聞いたところ、エアコンは通常は延長コードは使用しないと言われ、でもどうしても必要だと伝えると1500ワットまで対応できる延長コードを持ってきてくれました。
さっそく使ってみると、すべて解消されました。
- 毎日何回も何回も冷風が生ぬるい送風になってしまっていたのに、1日中ずっと冷風が安定して出続けます。
- 今のところガタガタと音を立てることもありません。
- 少し熱くなるけれど、持てないほどの異常な熱さではありません。
延長コードが古すぎたことが原因としか思えないほど、交換したらすべてが快適になりました。(私の場合はたまたまこれで解消されました)
本体が原因だと思っていたので、今修理に出して冷風機の無い生活になるのは困ると我慢して使っていたのですが、どうやら延長コードが原因だったようです。コードが古いことはずっと気になっていたので、もっと早く新しく買い換えれば良かったです。